最終回「チケットが取れない」

2002年5月14日掲載

shr08

 上海と日本の間を、飛行機は火に何便飛んでいるのだろうか?最近は、日本の大都市だけでなく、地方空港との間でも運航している。日本へは月に一度は訪れる予定を立てているが、最近は飛行機のチケットが取れにくい状況が続いている。今月も日本への予定を立てているが今のところ、予定の日はキャンセル待ちの状態である。

 成田空港は4月半ばに、新しい滑走路が使用を開始した。地方都市からも上海便が大幅に増便されたとのことだが、それ以上に旅行者はビジネスでの出張者が増えていると聞いている。ツアー客や個人旅行者の多くが、上海だけでなく周辺の蘇州、無錫、南京、杭州、寧波といった周辺都市にも足を伸ばすのがほとんどのようである。上海よりもそういった周辺都市のほうが観光するところは多いのかもしれない。

 中国に進出している日系企業の多くが上海に進出していると言われるが、その殆どは上海やその周辺を含めた「華東地区」に製造拠点を構えているし、中国の現地企業や外資系工場の多くも上海周辺や近郊都市に点在している。日本からの連絡で上海に進出している工場があると聞いて、詳しく場所を聞くと出張の際に乗り入れる空港は上海だが、工場は華東地区だということも少なくない。上海は空港を利用しているだけで、仕事が上海にあるわけでは無いと言っても間違っていないと思う。

 一方、香港やマカオから華東地区へはどうだろうか?香港やマカオも中国へ返還されたといっても、一国二制度のもと、実質外国扱いである。また、台湾と中国の直接乗り入れは政治上出来ず、香港またはマカオを経由してくるのが一般的である。上海やその近郊には、香港企業、台湾企業が数多く進出しており、件数でいえば日本の企業数より多いといわれている。香港からは上海近郊の南京や杭州、寧波へ、マカオからは上海と南京へ乗り入れている。当然国際線扱いである為に、イミグレーションや税関検査も上海同様に行われている。最近華東地区への進出が急増してきたと言われている韓国でさえも、ソウルから上海と南京に乗入れている。

 日本からも上海路線の増便をするだけなく、周辺地区や近郊都市にも可能な限り乗り入れてもらいたいと思っている。東京や大阪からであれば充分に採算が取れると、勝手に思っているのは私だけだろうか?そんなことを考えながら今回も、日本への切符が取れることを願っている。



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