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2003年5月9日(金)
上海ライフ
第46号
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*創刊号〜前号(第45号)までを読んでいない方は、是非、以下URLから読んで
下さいね。またまた連休を利用してホームページのアップデートを行いました。この
コラム「上海ライフ」も当然ですが、全般に追加、そして「義烏の写真」を追加しま
したので是非、閲覧願います。また、中国関係でお世話になっている方々のメルマガ
やメーリングリストもリンクにさらに追加しました。
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●住んでいる私もビックリ。
上海の郊外に行く機会があり、往復汽車を利用した。上海駅ではSARS対策で、
行きは飛行機に乗る際に通るX線の探知機のような枠をくぐらなければならなかっ
た。おそらく体温を測定して高温だと何らかの反応するのではないだろうか?また、
上海への戻りの汽車の中では、1枚の紙(用紙)を配られた。中国語と英語のいずれ
かで、氏名、性別、パスポートや身分証明番号、乗車駅、日付、汽車の番号、号車番
号、座席番号、そして質問事項に該当すればチェックするようになっている、また、
これまでの7日間に訪れた場所(都市名)があれば記載し、自宅住所と連絡電話番号
を記載せねばならない。上海駅では、車内で配られて記載したその紙(用紙)を改札
を抜ける前に白衣にマスク、ゴム手袋?姿で立っている人に渡さなければならなかっ
た。
そんなこんなの移動だが、上記のことはある程度、知り合いの方やテレビ、新聞で
報道されているので、驚くことはなかったが、それ以上に乗った汽車の乗客が少ない
ことに驚いた。今まで何度もこの同じ時間の汽車で往復しており、車掌やお客の何人
かは顔見知りになっているほどで、その雰囲気にはなれていたはずだったが、連休明
けに利用した今回の状況には驚いてしまった。
利用する汽車は、日本の田舎を走っているような電車で2人掛けの向かい合いで4
人掛け(前に人が居なければ靴を脱いで足を伸ばせる)、それが2階立てになってい
る汽車である。(その列車の中では値段が一番高い席だが・・・)
その1両で60名ほど乗車出来、いつもなら8〜9割は埋まっているが、今回、行
きも上海への戻りも4人掛けに1人も座っていないのがいくつかあり、その車両の乗
客全員で12,3名程しかいなかったように見受けられた。また、一緒に乗車してい
る車掌は、私が利用している一番高価な座席には、通常2人の車掌(いずれも女性の
おばちゃん)が同乗しているが、今回は1人しか同乗していなかった。車内で、途中
通過する旅行の案内や手配、またモノ(私に言わせれば売れそうもないモノ。毎回違
うが、例えば、靴下、子供が喜びそうな回せば光る駒等)を歩きながら販売している
が今回は見受けられなかった。
また、必ず1組、普通、平均2組は日本人らしき方を見受けたり、声を聞いたりす
るが、今回は全く見受けられなかった。
まだまだ、書きたいことはあるが、いずれにしても今のこの時期、人の移動が極端
に少なくなっていることは確かである。
私自身も本当は、このSARSというカッコ良さそうな名前の不思議な伝染病に少し
だが恐れているところもあるが、何とかこの時期を乗り越えて行きたいと思ってい
る。仕事や日常の生活にも影響が出ているが、その影響を「チャンス」に変えて行き
たいと、帰って自宅の洗面所でイソ○ンで喉をゴロゴロと洗っている時に思った。
●チャンス??
この状況で日本からの出張者が激減しており、私自身の仕事にさえも、少なからず
影響している。
日本では、中国への旅行をキャンセルしたり、仕事では、出張を禁止したり自粛し
たりという話を耳にするし、上海では、知り合いのある会社の駐在者は「日本から帰
国命令が出た」と言って帰って行った方も居る。私も人の多く集まるところへは意識
して出なくなったが、あれだけ見受けていた日本人を最近は見受けなくなった。(旅
行者は当然見かけなくなったのは当然だと思うが・・)
私は貿易関係の仕事を行っているが、日本から工場見学、工場と打ち合わせ、確
認、納期等と言ってあれだけ来ていた日本人を見かけなくなったと言う事は、今深刻
な状況だということは良くわかるが、不思議だとも思う時がある。今までは仕事で必
要だから上海に来ていた出張者が減ったのである。今まで上海に必要で来られていた
方々は今どういう状態なのか?を考えると不思議だと思う時がある。日本のどこかで
は、本当は上海に行きたいし、行かなければならないと思われている方が沢山居るの
ではないかと思うのである。今の状況では行けない方が沢山居るのではないかと思わ
れる。
そんなことを考えるとこの私が何か出来ないか?そこにチャンスは転がっていない
か?と考えてしまう時がある。
「こんな時に何てことを!!」と思われる方も多いと思うし、「危機管理の世界的
に低い日本国民!!」と言われているのも分かるが、そんなことを思う時がある。
●危機管理
そんなこんなで最近は、些細なことかもしれないが改めて自分自身で意識し直すこ
とが増えたように思う。
・まず最初に思うのは、多くの皆さんもそうだと思いますが、ここは海外だと言う事
である。日本とは違う環境に居て、日本とこちらで、もし、自分に対して何らかの同
じ状況が起こっても対応や状況が違ってくると言う事である。
・健康の大切さもそうではなかろうか?食事や睡眠はもちろんのこと、食事の後には
歯を磨き、外出する際には、ハンカチやティッシュを持ち、戻れば手洗い、うがい。
そしてこまめにシャワーを浴びる。しいては出したモノ、使い終わったモノは片付け
る、要る要らないを分ける等の整理整頓、掃除等を最近は心がけている。考えてみれ
ば子供のころから当たり前のように言われ続けたことではなかろうか?
・連絡網の整備とは、大げさだが、自分がここに居る。自分は何をしている。自分の
予定は、等自分自身のことはもちろんのこと、私には裕福なことに上海に友人がいる
ので連絡を取り合っている。
・情報収集と言うほどのものでは無いかもしれないが、日本人や中国人の方との交
流、日本のテレビ放送、インターネットやホームページ、(日本の新聞や雑誌は経費
的無理で購読出来ていないが・・・・)等内容やその意味を以前よりも意識したり理
解しようとするようになったように感じている。
・頭を使おうとしている。何だか毎日日々の仕事や生活の中で同じことを考えている
ように思いだし、今後の自分の目標や自分のやりたいことを改めて考える。中国語で
全く他人の会話で、聞こえた言葉を覚えておいて後で調べてみる。また、日本から
持ってきたり譲ってもらった小説等の本を読み返す。外に出たとき、交差点と交差点
の間を小走りしてみたり、中国人の友人に買ってきてもらった中国人の有名な歌手の
歌を聴きながらそのまま暗記で覚えようとしたり・・・・・頭を使うと言うよりも、
普段とは違うことを行い、頭に少し刺激を与えようと思っている。
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