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2003年5月22日(木)
上海ライフ
第47号
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現在の読者総数:1577名


*今回は、「新型肺炎(SARS)最前線!!」と題してお伝えします。長くなりま
したが最後まで読んでください。
誤字、脱字、そして文章の表現等がおかしいところもありますが、ご勘弁願います。
また、色んな方や読者の方からこの新型肺炎に対してのお気遣いや心配の連絡を頂き
ました。本当にありがとうございます。


*創刊号〜前号(第46号)までを読んでいない方は、是非、以下URLから読んで
下さいね。メルマガバックナンバーホームページ:http://www.harataro.com/


●新型肺炎最前線!!<その1>
 先日、1泊2日で「広東省のシンセン」と「香港」に一人で行ってきた。現在、広
東省と香港には渡航延期勧告が出されているがどうしても行かなければならない仕事
があり、今回思い切って行ってきた。(読者の皆さんからこんな時に行く奴がいるか
!!危機管理がなってない!!行くな!!等とお叱りを受けそうですが・・・・確か
に上海に在住されている方にも言われました。が今回は本当に仕方がなかったんで
す。何度か考えましたがやはり考えた末に行くことを決心しました。)
 午前の上海浦東発シンセン行きの飛行機に乗った。日本から仕入れたマスクを
し、気合を入れて上海浦東空港に向かった。空港ではチェックインする前に、「健康
申請表」なるものを記載せねばならない。名前から始まり、性別、国籍、パスポート
番号、日にち、行き先、フライト便名、住所、連絡電話番号、そして健康に対する質
問(熱、咳、呼吸など)に答えなければならない。その後、その申請表を持ってセン
サーで体温を認知する機械の前に行き、体温検査をせねばならない。ようやくチェッ
クインカウンターへ行き、チェックインすることになる。
 その後は空港利用料金を払い、持ち物検査を終え、出発搭乗口で時間までくつろぐ
ことになるが、何と、その時には同じ便で搭乗するであろうと思われるシンセン行き
の搭乗口には乗客が20名程しか見当たらないのである。搭乗時間になり、機内へ
入ったがやはり、乗客は全員で20名程しかいない。横は2、3、2人掛けで約40
列ほどで通路は2本、の中国国内の幹線を飛んでいる普通の飛行機である(単純計算
して約300人程乗れるのではなかろうか?私は飛行機には詳しくないので分かりま
せんが・・・)が、やはり乗客は20名程である。全員がマスクをしている。乗務員
も、新型肺炎騒動前にはかなり同乗していたが、今回は男女合わせて4人ほどしか見
当たらなかった。マスクにビニール手袋をしている。機内では、簡単な食事と飲み物
が出る。がその後に、また「健康申請表」を乗客全員に配られ記載せねばならない。
内容は空港で書いたものと同様である。2,30分後に乗務員がその申請表を回収し
に来るが、その際に、鉄砲のようなものでその先端からのセンサーをおでこあてて体
温を測られる。
 上海からシンセンは2時間ほどである。乗客のほとんどいない機内では、さすがの
私も機内(密室)感染を心配したのか、前後左右間を3列ほど空け、私一人ポツンと
座っていた。


●新型肺炎最前線!!<その2>
 シンセン空港に着いた。到着し、到着口からロビーへ出る時に、これまた、金属探
知機のような枠?門?を通らなければならない。金属探知機であれば、通り過ぎれば
良いが、これは、体温を測る機械のため、枠?門?の中心で一旦立と止まらなければ
ならない。「3秒止まれ」と中国語で書いてある。その枠?門?の上にはセンサーが
ついており、正面のランプが青(緑)になる。係官らしき中国人の方が、青(緑)に
なった瞬間に、行けという合図なのか、手を横に振る。熱がなければ青(緑)になる
ようである。
 空港から外に出たらもうシンセンは真夏である。空港から市内まではいつもバスを
利用している。今回もバスを利用した。市内まではRMB20−/人。このバスは通
常であればいつも混んでおり、直ぐに満員で、次のバスを待たなければならない。と
言っても10分〜15分間隔で出ている。しかし今回、このバスに乗ってみると、こ
れまた、人が少ないのである。50人ほど乗れる一般の大型バスであるが、今回は2
人がけの席に一人づつ乗れ、中には双方が空いているところもある。当然私はマスク
をしているし、乗客のほとんどがマスクをしている。
 シンセン特別区に入るためのボーダー(第2ボーダーと言われている所)もガラガ
ラである。高速道路の料金所のような感じで、順番を待つが、今回は、そのボーダー
(検問所)には並ばなくても良いのである。直ぐに検問所にバスを止まると、検査官
がバスに乗り込んで来て、外国人はパスポート、香港人やマカオ人はIDカードや通
行証、中国人は特区内に入るための許可証を提示しなければならない。その検問で第
2ボーダーの通過はものの5分もかからなかった。(タクシー等で通過する場合は一
旦降りて、歩いてボーダーを抜けなければならない)
 私自身、もしかしてここでも体温検査や健康申請表の記載が必要かと思ったが、何
もなく、以前と何も変わらなかった。
市内に入り、通過する町並みを見ると、そのほとんどはマスクをしていない。バスを
降り、シンセン訪問の際には毎回宿泊(利用)するホテルにチャックインしたが、何
事もないような通常と変わらないままパスポートだけでチェックインした。安ホテル
です。
 
 
●新型肺炎最前線!!<その3>
 ホテルにチェックイン後、一息ついて、今回の目的の一つである香港へと動き出し
た。ホテルから香港との境(今は国境とは言わない)にあるボーダーまでは歩いて5
分ほどである。当然マスクはしたままである。
 そのボーダーは「羅湖」と言われている所で中国国内で一番、人の行き来(入境、
出境)が多い所であり、かなり時間がかかり1時間以上かかる時もある。しかし、今
回はどうであろうか?中国から出る(出境)イミグレーション(パスポートチェック
するところ)では、「出境カード」を書くが、今回はプラス、またまた「健
康申請書」を記載せねばならない。その後、私は外国人の所に並ぶことになるが、今
回はそこには、3,4人しか並んでいないのである。中国から出るのに、なぜ健康申
請書記載の必要なのかと、ふと思った。
 ものの10分程度で中国から出境し、シンセンと香港の境界である川を渡り、香港
側に入る。香港側では、私は香港人や香港に住んでいる人以外のイミグレーションに
向かわなければならない。香港側に入ったその入り口で、またまたまた香港政府が用
意した「健康申報表(Helath Declaration)」に記載せねばならない。これは簡単
で、名前と身分証明書(パスポート)番号と、質問がありもし該当すればチェックを
入れるだけである。その後、上海、シンセンの機内と同じように、鉄砲のような機械
でセンサーをおでこにあてての体温検査を受けなければならない。
 その後、香港への入境カードを記載してようやく、係官の前に立ってパスポート
チェックを受けるが、その立った前方斜め上には、体温検査の機械が取り付けてあ
り、立って数秒後にシンセンの空港にもあったように青いランプが点灯する。これま
た、人が少なく全工程で5分とかからなかった。
 そんなこんなで、香港に入った。香港の中心部には、そのボーダーから鉄道(KC
Rと言われている)が連結しており、その鉄道で中心へ行き、今回の目的でもある仕
事を片付けた。鉄道では、乗客のほとんどはマスクをしてるように見受けられる。


●新型肺炎最前線!!<その4>
 香港で仕事を片付けた私は、直ぐに香港からシンセンへ戻った。
香港への行きと同じように、中心部から鉄道で羅湖へ向かい、今度は香港からの出境
である。これは、以前と何ら変わりない。しかし、人が少ないのである。本当に少な
く、運が悪ければ制限や規制が行われ、立ち往生し、抜けるまでに疲れきってヘトヘ
トになる時があるが今回はそんなことがうそのようである。
 まあ、香港政府としては、香港から出て(出境)行ってくれるので、歓迎している
ようにも感じられるくらい何もないのである。出境カードとパスポートチェックだけ
である。
 その後、同じように境界の川を渡り、中国側に入る。中国側では、またまたまた
「健康申請表」を書かなければならない。プラス「入境カード」である。人は少ない
が、その「健康申請表」はA4サイズの半分(A5サイズ??)程で、ある意味中国
に入国することになる。パスポートチェックで並んでいるよりもその「健康申請書」
を必死に書いている人の方が多い位であった。また、そんなに沢山のことを書かなけ
ればならないのに、机の数が少ないのは勿論のこと、健康申請書の空白のものがどこ
に置いてあるのか分からなくオロオロしている外国人や、パスポートチェックで係官
から「健康申請表も必要だ!!」と言われ、追い返されている外国人も多く見かけら
れた。香港には、2,3時間しか居なかったが、早くも中国を感じてしまった。
 ようやくパスポートチェックの為、列に並び、順番が来て、係官に一式を提出した
が、やはりその前方斜め上には、センサー式の体温検査機らしきものが設置してあっ
たが、作動しているのか?していないのか?多分作動していると思うが、私にはどう
なのかわからなかった。
 後は、難なくシンセンへ入境することが出来た。一旦ホテルに戻り、昼食を取って
いなかった私は、夕食には少し早いが一人で、ホテルの隣にあった日本式のラーメン
屋に入りキンキンに冷えたビールと新型肺炎防止??でニンニクラーメンを頼んだ。
 緊張の連続で疲れていたのかビール1本で酔ってしまい、ホテルに戻り、まだ日は
暮れていなかったが、シャワーを浴び、歯を磨いて、うがいをし、直ぐに寝てしま
った。


●新型肺炎最前線!!<その5>
 翌日、昼前から、シンセンに駐在している日本人の知り合いとシンセンにある
「ジャ○コ」や「西○」が入っている巨大ショッピングセンターにある、シンセン唯
一の「スター○ックスコーヒー」で会い、その後近くの日本料理屋で昼食を取った。
 夕方、今度は上海へ戻らなければならず、市内から空港まで、行きと同じようにバ
スを利用した。やはりそのバスもガラガラである。乗客は10人程だっただろうか?
空港に着いて、空港に入ろうとしたが、空港への出入りも規制されており、4,5箇
所ほどある入り口が1箇所に集約されており、その入り口ではまたまたまた体温検査
を受けなければならない。飛行機に乗らなくても、空港に入るだけでも受けなければ
ならない。入り口に大きな機械が設置してあり、足元のラインで一旦止まり、前方か
らのセンサーで体温検査を受ける。その機械の周りには、白い服を着た集団??(白
衣にマスクにゴム手袋)が3,4人居る。空港内に入り、これまた、チェックインす
る前に、健康申請表の記載をせねばならない。上海と様式は違うが内容はほぼ同じだ
と思う。
 その後一連の飛行機に乗ための作業を追え、搭乗口で搭乗までの時間を待っている
と、これまた乗客が少ないのである。
時間になり搭乗してみると乗客は多分20名も居なかったと思う。機内では軽食や飲
み物が出た後、またまたまたまた健康申請表が配られ、回収の際に体温検査である。
 上海では、新型肺炎に対して、過剰とも言えるような対策を取っているため、飛行
機を降りたら空港ではどんなことをしなければならないのかと思っていたが、結果的
には何の検査もなく、空港の外に出ることが出来た。


●新型肺炎最前線!!<その6>
 しかし上海では、この新型肺炎SARSに対して新しい法律が制定??されたよう
である。それは、「上海以外から上海へ入ってきたら2週間毎日午前、午後の2回、
体温を測り、それを報告せねばならない??」ということである。
 そんな法律が制定??されたにも関わらず上海浦東空港では何もそういった申請や
確認が全く無く、そのまま空港の外に出た。シンセンの空港や機内で健康申請書を記
載し、その中には連絡先も記載したので、明日から毎日、連絡が入ると思って帰途に
ついた。
 が、翌日になっても連絡はない。未だに何も連絡は入っていない。
 しかし、私はここのビルを管理している会社や入り口に居る保安官(ガードマン)
等から上海を離れた時や上海の戻った時は報告しなければならないことを聞いていた
ので私自身が「もしも」、新型肺炎にかかってしまうよりもそれが感染し、迷惑がか
かるということで、ビルの管理会社に今回のことを報告した。「もしも、万が一」の
ためにである。
私は、その後、毎日午前、午後の2回、検査官らしき白衣にマスク、ゴム手袋をした
方が訪問され、その場で体温を測ている。今日も体温検査を行った。既に上海に戻っ
てきて1週間以上、10日近く経っているが、今のところ、熱、咳なのの症状は出て
いない。残り数日程自分の身体を見守っていきたい。当然、規則正しい生活、食事や
睡眠、うがい、手洗いは勿論のこと、不意な外出も避けている。一般的には、もし感
染していたら5日〜1週間程で症状が出てくると言われているようなので、今現在、
そういった症状や発病していないということは感染していないと自分では思っている
が・・・・・・・・だからこそ、あえて今回のことをメルマガで書いてみた。
 そこまでして、行って来たからには、ここ上海で、そしてこの仕事で成功したいと
思っているし、前回のメルマガでも書いた通り、この新型肺炎騒動を前向きなチャン
スにしたいと思っている。
 

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