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2004年1月27日(火)
上海ライフ
第63号
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●取引先の開拓
 以前から交流のある東京のT社(現在、仕事の取引は無)から連絡が入った。T社
は日本で販売されているモノ(商品)を日本製よりも安い中国製に切り替えたいとの
ことで、中国でこれらのモノを生産している工場やこれらのモノを作ってくれる工場
を探して欲しいとのことである。早速、工場探しを始めた。
 日本企業や日本人が中国の取引先(生産している工場や委託生産出来る工場)を開
拓する際の多くを、中国内のいたるところで業種や地域ごとに開催されている展覧会
や展示会等に頼られている場合が多いと感じている。代表的なのは年2回広東省広州
市で開催される広州交易会や年1回春先に上海市で開催される華東交易会等の展覧会
である。それらへ日本から出向き、出展している会社や工場と取引されている。これ
ら展覧会へ参加することは取引先を開拓するためには最低必要な行動だと思うし、私
も出来るだけそれらの展覧会には出席するようにしている。しかしそれだけでは私の
しごとは不十分である。
 それらを補う為に、幾つかの方法でそれらの会社や工場を探したり、開拓している
 私は今回は以下のような方法で行った。
 T社から依頼されたモノは、デザインやセンス、品質は違うがここ上海でも専門店
に行けば売っている商品である。その為にそれらを売っている専門店を、4,5箇所
訪れ購入した。
 購入したモノには、生産や販売している会社名が記載されているのである。また住
所、電話番号まで記載されているのである。中国国内で小売販売されるモノはすべて
そのように記載して販売せねばならないようである。
 早速記載されている会社へ連絡し、日本からの要望を伝え、対応可能かどうか連絡
を取った。それらを東京のT社へ伝えた。今現在今回の仕事は成立していないが、こ
うやって私は日本企業と中国企業の間に入り、サービスを提供している。

 さて、今年の上海で開催される華東交易会(展覧会)は3月1日〜7日である。
 華東輸出入商品交易会は中国東部沿海地域の上海市、江蘇省、浙江省、安徽省、福
建省、江西省、山東省、南京市、寧波市の共同主催で開催され、主に繊維・アパレ
ル、軽工業品、工芸品、日用品、雑貨等々の輸出商談が行われる。
 聞いた話であるが、2003年の成約高は204034万ドル、来場者数は15749人、内、日
本人は5150人だったそうである。今回は展示面積、出展社数増えるようで、日中双方
の関係者から大きな期待が寄せられているようである。是非機会を作り、参加されて
みてはいかがだろうか?
  ・名称:第14回中国華東輸出入交易会
  ・期間:2004年3月1日(月)〜7日(日)
  ・会場:上海新国際博覧センター(上海浦東新区)
  ・展示商談品目:繊維・アパレル、軽工業品、工芸品、日用品、雑貨等々
  ・展示規模:面積8万平米、約4000ブース


●国際郵便
 頻繁に日本へ新規営業の為にダイレクトメールを郵送したり、依頼されたサンプル
を送付したりする機会が多い。当然中国から日本へ送る場合は国際輸送になり送料や
郵便代も高い。それらを安く抑えるために一般郵便を使うと投函して相手先に届くま
でに2,3週間、1ヶ月かかることもある。
 その為に、頻繁に中国へ出張される日本人の知り合いの方に日本へ持って帰っても
らい、日本で郵送してもらうといったことも頼む場合がある。
 私も前回、日本へ一時帰国した際にもそういったダイレクトメールを日本へ持って
行き到着後直ぐに空港の郵便局から郵送した。封筒の差出人は、当然上海もしくは義
烏の私の事務所が記載されている。
 ダイレクトメールの為に、住所等の情報が古いのか、移転等で送付先の会社が無
く、宛先不明、転居先不明といって返送されてくる場合がある。
中国から投函したのであればわかるが、日本で投函したものまでが、こちらまで返送
されてくる場合がある。
 宛先(相手先)へ配達したが未配達日の管轄郵便局の消印、そして担当者であろう
印が押されている。日本国内では理解出来るが、海や国境を挟んだ国際郵便である。
 一体、これらはどういった扱いや仕組みになっているのだろうか?私には少し不思
議である。


●字幕
 普通は見ない中国のテレビであるが、旧正月と言う事もあり、中国のテレビを見
た。旧正月にちなんだ特別番組が放送されており、私の気持ちも少しは旧正月気分を
味あうことが出来た。
 中国放送されるテレビのほとんどが共通語である。共通語と言えば基本的に北京語
である。内容は、全国各地からの旧正月を祝う様子、市民の声の中継や、日本の紅白
歌合戦のような歌番組、そして中国版の落語や喜劇、子供用の日本の冬休み子供マン
ガ祭りのようなマンガ、中国の時代劇等を主に放送していた。放送は基本的に北京語
で放送されているものの、なぜか画面には字幕が出てくる場面が多いのである。生中
継、生放送以外の収録や録画放送の場合には、そのほとんどに字幕が出てくる。方言
や聞き取りにくい言葉はもちろんであるが、北京語で放送していのにも係わらずであ
る。
 字幕放送と言えば、耳の不自由な方や外国の言葉の訳の為で、特別な場合のように
感じるが、中国ではこれらのことが頻繁に行われているのである。
 中国では、広大である。共通語が北京語だとしても北京やその周り以外では、発音
が微妙に違っており、それらの人が聞いただけでは理解しにくい言葉もあるようであ
る。また、漢字を使うだけでなく日常生活の中では漢字を使わない人達も少数である
が存在している。それらは中国のお金、その中でも「お札」を見ていただければ分か
る。中国国内で使われている漢字が共通語以外で使われている代表的な言葉が書かれ
ている。中国は漢字の国と思われているが、それがすべてではないのである。ハング
ル語、モンゴル語が基本の中国人の方も居るのである。中国では、色んな民族が共存
しており、聞き取れない方が多く居る。それを補うための「字幕」である。テレビ放
送によって会話と文字の両方で見ている人が一人でも多く理解出来るようにしている
のである。
 日本でもこの「字幕」をもう少し活用しても良いのではないだろうか?北海道から
沖縄まで、場所によって言葉の違いや方言はあるものの、中国と比べれば、その違い
はわずかである。日本人の識字率は世界屈指である。また、高齢化社会と核家族化に
突入している今、高齢者の方が増え、それにまして高齢者の一人暮らしや老夫婦暮ら
しが増えている。毎日の生活の中で、それらの方々は、一日に3時間から4時間ほど
をテレビを見て過ごすと言われていると聞いたことがある。それらテレビによって元
気や活力の源、そして日々の情報を得ているようである。新聞は字が小さくて、頭も
目も疲れると言う。
 子供や若い世代の漢字離れも良く聞く話である。本を読まない。文章を紙に書かな
い。文章を間違えても消しゴムで消す機会が少ない。その多くが、急速に普及したコ
ンピュータや携帯電話等の原因ではないだろうか?
 少し調査は必要だが、高齢者の方、子供や若い世代の方が良く見るテレビ番組を中
心に日本でも字幕を入れて放送してはいかがだろうか?そういう方々が文字を読むこ
とによって、程よく頭を使うし、今まで遠慮していた番組も見るようになるのではな
いかと私は思う。



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