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2004年3月8日(月)
上海ライフ
第66号
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現在の読者総数:1580名(前回発行より−7名)
<ホームページ更新>
ホームページを大幅に更新しました。「取材記事」を追加して、今まで取材を受け
た記事や写真をすべて公開しました。私が書いたコラムもあります。必見です!!
また、創刊号〜前号(第65号)までを読んでいない方は、是非、以下URLから
読んで下さい。ホームページ:http://www.harataro.com/
●「駐在員事務所」と「現地法人」
ここ1,2週間で知人や問い合わせで、「TAROさんのように拠点を構えたいん
だけど・・・」という話が、2,3件舞い込んできた。私とお会いさせて頂ければ、
お会いさせて頂いた際にそれらの質問にお答えすることが出来るが、日本に住んでい
る方からの連絡は主にメールになってしまい、私の文章表現力が無いためにうまく伝
わらないことが多い。
また、実際中国の事情を良く理解されていないために、どうしても住んでいる日本
と同じような感覚や観念でここ中国の事情を考えられてしまう場
合がある。
このメルマガでこれらのことを書きたいと思う。うまくこのメルマガで文章表現出
来るのか不安ですが・・・
中国に拠点を構える場合には、一般的に大きく分けて2つの方法がある。(厳密に
言えばその他にも方法はありますがここでは一般的な方法を記します)それらは、
1、駐在員事務所
2、現地法人
これら2つの方法である。
まず、「1、駐在員事務所」とは以下の通りである。
この方法は、簡単に言えば、「中国国内で売り上げを上げない会社」である。中国
以外に本社(例えば日本に会社の本社が存在している)が有り、その本社の為の業務
や連絡を中国で行う為に設立する方法である。
例えば、日本から幾つかの中国国内の工場や貿易会社経由で商品(以下「モノ」と
いう)の生産を委託したとする。日本からそれら工場との連絡や交渉、確認、打ち合
わせ等で頻繁に出張するのではなく、中国に事務所を構えて、それらの工場との連絡
をその事務所経由で行う。その事務所が日本本社と中国内の各工場との間に入り窓口
になる。
但し、それら委託して生産したモノの各中国内の工場や貿易会社との決済は日本本
社と行う。そう言った場合によく設立されるのが、駐在員事務所である。
これは一つの例であるが、決済を除く、出先機関として設立する方法が「駐在員事
務所」である。駐在員事務所は決済や売り上げ等を上げない非営利な会社であるため
に、設立する際には、資本金などの莫大な資金がかからないが、当然、関係各機関に
登録せねばならないのでその登録費用は必要である。
次に「2、現地法人」とは読んで字のごとく、中国に法人を設立することであり、
仕入れや売り上げがここ中国で発生する会社を設立する方法である。
但し、すべての業種が設立出来るかと言えばそうでない。中国で規制されている業
種もある。
また、独資(外国企業や外国人個人だけで設立)で設立出来る業種や、中国企業と
合同でしか設立出来ない業種もあり、最低資本金や中国企業との株式のバランスも業
種によって違ってくる。それらの方法で代表的なのは独資で設立する場合は「独資企
業」、中国企業と合同で設立する場合は「合弁会社」や「合作会社」等と言われてい
る。また、それらの現地法人という方法は、設立する業種によって異なるが、設立の
為にはある程度の資金力が必要である。
どちらの進出が良いのか?と言われれば、「まず中国で何をしたいのか?」と言う
事にたどり着く。近年、中国では外国企業や外国人に対しての制限が徐々にである
が、開放されつつある。「モノの安さ」、「人件費の安さ」、「世界の工場」だけで
なく、そう言った開放で外国からの進出や投資が増えたのも中国の成長の理由の一つ
であると私は思っている。
●金銭感覚
日本で流通している通貨(お金)は「日本円」と言われ世界的に「JPY」と表示
され、その中でも一番大きい通貨や紙幣は、皆さんご存知10,000円札である。
上海でというか、中国(香港、マカオ、台湾はここでは別途として考えて下さ
い。)で流通している通貨は「中国元」と言われ、「RMB」や「CNY」等と言わ
れており、一番大きいのは100元札である。「元」と言うのが中国の通貨単位であ
る。
日本円と中国元は為替変動により、日々変動している。それは中国元(RMB)が
アメリカドル(USD)に基本的に固定しているからである。日本円(JPY)とア
メリカドル(USD)が変動するに合わせ、中国元(RMB)と日本円(JPY)も
必然的に変動するのである。
「USD1(ドル)=RMB8.3(元)」で基本的に固定している。それを基に日
本円(JPY)と中国元(RMB)は変動しており、現在は「RMB1(元)=
(約)JPY13.40(円)」程度ではなかろうか?
本当は上のようなことを踏まえなければならないが、私は日々のこちらの生活では
「RMB1(元)=JPY15(円)」で計算することにしている。それらの方が、
換算し易いと言うのが一番の理由である。例えばこちらでRMB100(元)のモノ
を購入する時は日本円でJPY1500(円)という具合である。それ以外にも、モ
ノの価値をそれくらいで換算設定して自分の無駄遣いを減らす効果をもたらすためで
もある。また日本円(JPY)を中国元(RMB)に両替すると窓口での手数料や両
替のその場所へ行くまでの交通費でそれくらいのレートになってしまうのも理由の一
つである。
そうやっていつも頭の中では日本円に換算しているつもりであるが、最近では困っ
たことに頭の中と実際の「感覚」が違うのである。その「感覚」とは、上で述べた
が、中国で一番大きい100元札を日本の1000円札「感覚」で使っている自分が
居るのである。例えば今日も近所のコンビニで買い物をする時でも合計RMB80
(元)程だったがJPY1000(円)の感覚で使ってしまった。
そうやって感覚からの無駄遣いや浪費をしている自分を、私の机の上に置きっぱな
しになっているコンビニのレシートを見ながらふと思った。
*この「お金」と言う分野は私の専門外ですので、内容に不備があってもご了承願い
ます。同時に為替レートもご注意願います。
●ベンツのタクシー
上海には最近、ベンツのタクシーが走っている。
昨日で閉幕した、華東交易会と言う博覧会(詳しくは、当メルマガ2004年1月
27日発行の第63号でご確認願います。http://www.harataro.com/ の「日本
語」→「メルマガ」→「上海ライフバックナンバー第63号」です。)に行く機会が
あった。私の事務所兼自宅は「徐家匯」に程近い場所にある。その徐家匯と事務所兼
自宅の中間辺りにあるバス停から、華東交易会の会場である「上海新国際博覧セン
ター」を通るバスが走っているので利用した。「上海新国際博覧センター」は浦東新
区龍陽路沿いにあり、最寄駅は地下鉄2号線龍陽路駅であるが、噂の上海国際空港ま
で開通した「リニアモーターカー」の始発駅でもある。
午前中から博覧会会場を回った為に、午後3時頃には足が疲れてしまった。一通り
回ったので会場を出ることにした。疲れてしまい、タクシーで帰ろうかとふとタク
シー乗り場を見るとタクシーを待つ人だかりが出来ている。
とりあえずバス停まで歩くことになり、途中で、もしタクシーが来たら乗ろうと
思った。会場を出て直ぐに流しのタクシーが来たので手を上げて止めようとしたが、
私のような考えをしていた別の集団が、私たちのすぐ前でその流し空車のタクシーを
拾ったのである。
それが何とベンツのタクシーだったのである。思わず「ベンツタクシーだ!ベンツ
だ〜!!」と叫んでしまった。噂には聞いていたが、こんなところで
出くわすとは思っても見なかった。ベンツのタクシーだったので、タクシーを取られ
たことが、余計に腹が立ってしまった。そういえば上海に居る知人、友人からもベン
ツタクシーに乗ったと言う話は未だ聞いたことが無い。
そんなことを思っている間にバス停に着いてしまったが、私はキョロキョロと車が
通る道路のはるかかなたを見て、ベンツタクシーが来ないかと思っていた。バスが来
る前にベンツタクシーが来たら乗るつもりであった。バスが来る前に来い!と思って
いたら、バスが来てしまい、他の2人にせかされてバスに乗り込んだ。
まだまだ、私はベンツに乗る人間じゃあない。もう少し頑張ってからにしようと、
私を含めて3人分のバス代として1人RMB2(中国元)合計RMB6(中国元)を
支払いながら思ってしまった。
そのバスの中で、混雑や急ブレーキ、お客の乗車降車方法等、中国を感じながら
も、窓の外に見えるすれ違う沢山の車の中でベンツタクシーを必死に探していた自分
が居た。
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メールマガジン名 「上海ライフ」
創刊 2001年12月6日(木)
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