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2004年7月19日(月)
上海ライフ
第74号
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●中国語の表現
 皆さんご存知の通り、日本は「漢字」「ひらがな」「カタカナ」の3種類の文字を
使い分けているが、中国では「漢字」のみである。すべてを「漢字」で表現すること
になる。

 例えば「電脳」、これは「コンピュータ」のことである。電気の脳を意味してい
る。携帯電話は手に持つ機械なので、「手機」である。また、最近上海に開通した世
界最初のリニアモーターカーは「磁浮列車」と書く。磁石で浮く列車である。言われ
れば何となく理解出来るのではないだろうか?
 また、以下のような表現も同様ではないだろうか?

・買い物するスーパーマーケットは「超市」。
(スーパーは「超」、マーケットは市場の「市」)
・市民の憩いの場、スポーツセンターは「体育中心」。
(スポーツは「体育」、センターは「中心」)
・タバコを吸う時に使うライターは「打火機」。(打って火の出る機械)
・電話局が発行している電話帳のイエローページは「黄頁」。
(イエローは「黄色」、ページは「頁」)
・問い合わせやクレームの電話、ホットラインは「熱線」。
(ホットは「熱」、ラインは「線」)

 ここに書いたのはほんの少しであるが、思いつくだけでもかなりある。
 中国は英語圏よりも漢字なので違和感は無い言われるが、いざ中国語を見ると読め
ないと思われがちである。しかし、それら漢字を良く見ると何となく理解出来るので
はないだろうか?
 私もこうやって少しずつではあるが、中国語を理解してきた。

●親子
 私は義烏を中心に中国で生産されたモノの購入や買付けのお手伝いをさせて頂いて
いる。そういったモノの買付けに、最近では、親子で訪問される方が増えたように思
われる。

 親父と息子、親父と娘である。親父が社長で、息子や娘が親父の仕事を手伝ってい
るような会社の中国進出が目立ってきた。

 そういう会社の多くが、中国にはモノの購入や買付けの為にお越しになる。中国に
有るモノを日本へ持っていき、それらを日本で流通されていることが多い。モノを作
る、委託生産すると言うよりも、有るモノを購入、買付けするために、どうしても日
本での売れ筋や流行、センスと言ったものが要求されており、経営や判断は親父、購
入や買付けのモノの選択は息子や娘に任せるといったことが目に付く。
 
 今の日本で何が受け入れられるのか?何が売れるのか?ということを、若者の目で
選択させる。そのために、親子での購入、買付けの中国訪問が増えてきたように見受
けられる。

 また、それら親子の場合、親父は50代後半から60代前半、息子や娘は20代後
半から30代前半の方が比較的多い。と言うことは、息子や娘は私と同世代の方であ
る。

 そんな親父(社長)と話をすると、もうそろそろ、息子や娘経に営を任せようかと
思っている、最近では色んなことを教えるために、会社でもかなりの時間を一緒に過
ごしている、と言った言葉も聴くことが出来る。

 そんな、親父(社長)や同世代の彼らを見ていると、これらの年代がそれぞれに世
代交代の時期だと感じた。
 
 そして、34歳の私も、これからの時代を支える年齢になったんだなあと大げさで
はあるが、考えてしまった。

●空港から市内までのバス
 最近、移動やお客さんの送迎で空港へ行く機会が多く、その帰りにはバスを利用す
ることが多い。バスは空港から市内までを結んでいる。タクシーよりも格段に運賃が
安いし、快適で綺麗である。
 
 上海空港から上海市内、杭州空港から杭州市内、深セン空港から深セン市内、この
3ヶ所でこれらのバスを利用した。いずれも空港から市内までは、1時間弱程かか
り、それぞれ運賃は15中国元から20元程度である。

 それらのバスは、いずれも日本の観光バスのようなバスで1台に45人から50人
程乗れるのではないだろうか?ワンマンバスではなく、ツーマンバスで、運転手とガ
イドが乗っている。

 杭州、深センでは同一料金なのでバスに乗り込む前にお金を払うが、上海は降りる
バス停によって運賃が異なるために、先にバスに乗り込んで車中で降りる場所を告げ
てその料金を払うことになる。

 杭州や深センの車中には、そのガイドがしきりに乗っている乗客に対して営業を行
うのである。「泊まるホテルはあるのか?」「地図は要らないか?」「分からないこ
とはありませんか?」等、乗客一人一人に対して話しかけてくる。質問があれば、会
社で支給されていると思われる携帯電話で連絡を取り合って質問に答えている。私が
外国人であると分かると、たどたどしいながらも賢明に英語を使い話しかけてくる。

 また、シート前のポケットには飛行機のチケット案内、ホテル案内、食事場所等色
んな資料が入れられており、自由に持ち帰ることが出来るようになっている。

 一方上海はどうだろうか?一度運賃を回収に来たらそれっきりである。車中は静か
で静まり返っている。上海は杭州や深センとは比べものにならない程、世界中の国々
から外国人が訪問しているに違いないと思われるし、中国の窓口や玄関口に匹敵する
上海空港から市内への重要なアクセスの一つであるそんな空港バスのサービスにはも
う一つ首をひねるものがある。

 杭州や深センのバスガイドは、そんな営業によって、給料には歩合やインセンティ
ブ等が取り入れられているのかもしれないが、上海でももう少し、中国の玄関口とし
てのサービスが欲しいと感じされられた。

 中国でも上海が突発して経済が発展したが、最近では上海よりも地方の、それも沿
岸部の発展には目覚しいモノがある。

 中国国内で経済ナンバーワンの上海であるが、それに現を抜かしていると、それら
沿岸部の地域にソフト面で追い越されるのではないかと、上海空港から市内の事務所
兼自宅に戻る静かな車中で余計な心配をしてしまった。
 

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